理事長 吉中由紀
メッセージ
旧年中は多大なご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
2023年度は「相談事業」「居住支援事業」「若者支援事業」と3つの柱に基づいて着実に取り組みを進めました。特に、相談事業では、「お困り事の交通整理」の役割が担えるようにという方針を掲げ、上期前年比101.5%の相談に対応しました。若者支援事業として行っている「つながりインターンシップ@協同」では、コープ共済連の「地域ささえあい助成」を受けることが出来ました。これにより、協同の価値や働く事の意味を学ぶ取り組みを更に広く伝えていく事が出来ると期待しています。居住支援事業では、相談者の意思や自己決定を追求し、関係団体と連携しつつ対応してきました。また、全国居住支援法人協議会事務局としては、住宅セーフティネット見直しに向けた3省連携の検討会での議論を後押しする役割を担えるよう務めました。
世界では、戦争や侵略により多くの市民が犠牲になり、心を痛めている方が多くいます。そして、エネルギーをはじめ物価の高騰により私たちの暮らし向きは厳しさを増しています。様々な困り事を生み出す社会背景があり、益々当団体の役割の重要性を感じています。
また、共同親権に関する議論、改正児童福祉法、女性支援法など、事業に関連する重要な法制度の改正や準備が進んでいます。これらの動きを注視しつつ、困難を抱える人に寄り添い取り組んで参ります。
本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
2024年1月1日